2015年12月29日

脳内モルヒネと自己実現

ドーパミンとβ-エンドルフィンについて再確認するために、
改めて『脳内革命』を読んでみた。

この本は私が18歳のときに買ったもので、
今では一般的にも常識的な医学的知識だが、
まだ知らない人もいると思うので一部転載しておきたい↓


人間の脳にはモルヒネに似たものが分泌されますが、
これは人の気分を良くさせるだけでなく、
老化を防止し自然治癒力を高める優れた薬理効果があるのです。

その効果は脳だけでなく体全体に及んですべてを好転させる。

人間は怒ったり強いストレスを感じると、
脳からノルアドレナリンという物質が分泌されます。

この物質はホルモンの一種なのですが、
どういうわけかものすごい毒性を持っています。

自然界にある毒物では蛇毒に次ぐ毒物をもつともいわらています。 

いつも怒ったり強いストレスを感じていると、
この毒のせいで病気になり、老化も進んで早死にしてしまう。

私の病院に来た患者さんもそうですが、
どんな病気にもノルアドレナリンが関係しているといってよいほどです。

一方でβ-エンドルフィンというホルモンがあります。

このホルモンは脳内モルヒネとして一番効力のある物質ですが、
この両者の間に奇妙な相関関係のあることが判明したのです。

人から何か言われて「いやだな」と思うと、
脳内に毒性のあるノルアドレナリンが分泌される。

そのとき逆に「いいな」と思うとβ-エンドルフィンが出るのです。

どんなに嫌なことがあっても、
事態を前向きに肯定的に捉えると脳内には体によいホルモンが出る。

どんなに恵まれていても、
怒ったり憎んだり不愉快な気分でいると体によくない物質が出てくる。

どんなことも心の持ち方1つで、体が良くも悪くもなるということが、
医学的に証明されたのです。

脳内モルヒネにはもっとすごいことがあります。

β-エンドルフィンには明らかに免疫力を高める効果があるのです。

細菌による病気、ウィルスによる病気は、
いくら気持ちだけでがんばってもどうしようもないと思うでしょうが、
脳内モルヒネは免疫細胞を元気にするので、
エイズのような病気にも抵抗力がつくと考えられるのです。

さらにいえば記憶力の向上も、人間関係を平和に保つにも、
やる気や忍耐力、想像力を発揮するのも脳内モルヒネが関係している。

人が生きるすべての営みを良いほうへもっていくか、
悪くしてしまうかは、その人が脳内モルヒネを
どれだけ出すかにかかっているといっても過言ではありません。

自然界の麻薬のモルヒネには中毒の危険がありますが、
脳内モルヒネにはその心配はまったくありません。

しかもその効力は麻薬のモルヒネの5、6倍もあるのです。

一部の人たちが法を犯し、
廃人になる危険を知りながらも麻薬のモルヒネに走るのは、
それが気持ちいいからです。

でもそんな危険な橋を渡らなくても、
神様は私たちに脳内モルヒネを与えてくださっている。

これは神様からの次のようなメッセージだと思うのです。

「人生を愉快に生きなさい。
愉快に生きればいつも若々しく健康で、
病気にも無縁で長生きできますよ」

脳内モルヒネの存在は、
神様が正しく生きる人間にくれたご褒美ともいえます。


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この話のポイントは、
「どんなに嫌なことがあっても、
事態を前向きに肯定的に捉えると脳内には体によいホルモンが出る」
という部分にある。

だが、理屈では分かっても、
現実には感情に流されてしまうという人も少なくない。


それは霊的に言えば「副守護神(悪霊)に支配されている状態」だが、
藏本天外氏によれば「IQが低いことが原因」らしい。

で、頭を良くするためにもβ-エンドルフィンが必要だが、
そのβ-エンドルフィンをいかにして出すかが問題となる。


まず基本は思考パターンを変えることであり、
何事にも感謝する訓練が必要不可欠となる。

このブログのプロフィール欄にも『日月神示』の一節を載せているが、
これが意識進化の原点で基本中の基本だと言えるだろう。

一切に向かって懺悔せよ。
一切を受け入れ、一切を感謝せよ。
一切が自分であるぞ。
一切が喜びであるぞ。

何事に向かっても先ず感謝せよ。
ありがたいと思え。
始めはマネゴトでもよいぞ。
結構と思え。幸いと思え。
そこに神の力加わるぞ。
道は感謝からぞ。

今は今の姿が真実ぞ。
そなたの頭で割り切れんと申してブツブツ申すでないぞ。
あるものそのものが真実であるぞ。
そのあるものを拝み、祝福して、そこから出発せよ。
現在を祝福することは過去を、未来を、総てを祝福することぞ。

たとへ如何なる現在も、その現在を祝福せねばならん。喜びせねばならん。
喜びもとと申してあらうがな。
何事が起こっても先ず喜べよ。
それが苦しいことでも、かなしいことでも、喜んで迎へよ。
喜ぶ心は喜び生むぞ。


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それでは引き続き『脳内革命』からの部分的抜粋である↓

心で考えることは抽象的な観念などではなく、
きちんと物質化されて体に作用することが分かってきたのです。

人から何か言われて「いやだな」と思うと、
老化を早めたり発ガンを促進する物質が体内に発生する。

反対に「ありがたいな」と思うと、
若さを保ち体を健康にする物質が作られる。

医学的にも私たちの体にはこういうメカニズムが働いているのです。
では心の持ち方によって体内に発生する物質とは何か。

人間は怒ったり緊張すると、脳内にノルアドレナリンが分泌されます。
恐怖を感じたときはアドレナリンです。

いつも怒ったり強いストレスを感じていると、
ノルアドレナリンの毒で病気になり、老化も進み、早死にしてしまうのです。

一方、いつもニコニコして物事を良いほうへ、良いほうへ捉えていると、
脳内には脳細胞を活性化し体を下気づけるホルモンが出てきます。

これらのホルモンは若さを保ち、ガン細胞をやっつけ、
人を楽しい気分にさせてくれます。

人生を楽しく健康に過ごし、
ガンにも成人病にもかからずに長生きしようと思うなら、
このように良いホルモンが出るような生き方をすればよいのです。

人を楽しくするこのホルモンが、私のいう脳内モルヒネです。

物質の構造式が麻薬のモルヒネによく似ているからそう名付けたのですが、
麻薬のモルヒネには依存性や副作用の危険がありますが、
脳内モルヒネの方はその心配がまったくありません。

数ある脳内モルヒネの中で、
最強の快楽ホルモン物質はβ-エンドルフィンで、
その効力は麻薬のモルヒネの5、6倍は楽にあります。

これだけの快感物質が私たちの脳内でつくられることは、
何を意味しているのでしょうか。

神様が私たちに「楽しみなさい」と言っているのだと思います。

人間は悪いことも考えるし、実際にそれをやってしまいます。
たとえば「人を押しのけてでも自分が得をしよう」と考える人がいます。

そのような願望が実現すればその人は嬉しい。
嬉しければ脳内ホルモンは分泌します。

しかしなぜだかそのような楽しみは長続きしないのです。
必ずどこかでおかしくなる。

世のため人のためにならないこと、
人から恨みを買うようなことをすると、
どういうわけか脳がその人を滅びの方向へと誘導してしまうのです。

これはたぶん、神様が理想とする生き方にあった者だけが生き残れ、
それに合わない者はできるだけ消していこうとするメカニズムが、
遺伝子という形で体の中に残されているのだと私は解釈しています。

脳には先祖の記憶までインプットされていますから、
そういうことがあってもおかしくないと思うのです。

私は医者ですから、医療を通じて新しい世の中のために
何か役立つことをしたいと念願しているのですが、
それは私自身のためでもあるのです。

世の中のためにならないことをすると、
脳は必ず滅びの方へと個体を誘導するようです。

私が尊敬する経営コンサルタント、船井幸雄さんは、
「宇宙には創造主の意志が働いている」といっておられますが、
それは遺伝子に刻まれているのではないか。

それにあったものだけが生き残れ、
あわないものは滅ぼしてしまおうというメカニズムが、
きっと体の中にあるのです。


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創造主の意志が遺伝子に刻まれているという話は、
その後、遺伝子工学の権威・村上和雄氏によって、
「サムシング・グレート」という名で発表された。

端的に一言で言ってしまえば、
毒性ホルモンを出す生き方は自然の摂理に反し、
脳内モルヒネを出す生き方が自然の摂理に沿っている。

但し、我欲や不調和な願望を満たして脳内モルヒネを出しても、
滅びの方向に進んでいくというメカニズムが備わっているという。

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それでは、ドーパミンとβ-エンドルフィンの関係について、
引き続き『脳内革命』から一部抜粋して紹介しておきたい↓


私たちが意欲的に仕事をしていると、
脳が非常に活性化してドーパミンがふんだんに出てきます。

ドーパミンは人間に意欲を起こさせるホルモンですが、
出過ぎるとエネルギーを使いすぎて早死にしてしまうのです。

死ななくても精神分裂症とか癲癇のような症状を引き起こす。

出なければ出ないでパーキンソン病や痴呆になってしまいますが、
出過ぎるのも問題です。

過去に天才と呼ばれる人物が早死にしたり脳の病気が多いのは、
ドーパミン過剰と関係が深いと考えられます。

バリバリ仕事をするビジネス戦士や業績をグングン伸ばす実業家にも、
ドーパミン過剰の人がよくいます。

事業で成功するには競争に勝たねばならないわけで、
そのため闘争心をむき出しにしなければならない。

しかしそうやって成功しても、
脳内モルヒネを上手く活用できないと長生きは出来ません。

しかし人に優れて大きな仕事をするには、
それに見合うエネルギーが必要になります。

エネルギーに乏しくては大きな仕事は出来ない。
だがそのためにエネルギーの出力を上げれば病気か早死にが待っている。

これは二律背反のようですが、実はすごいバイパスがあるのです。
それが脳内モルヒネの利用なのです。

ドーパミンをどんどん出すとエネルギー消耗でバテてしまうが、
そういうときに脳にモルヒネが分泌すると、
少しのドーパミンで十倍も二十倍も
ドーパミンが出たのと同じような働きをしてくれます。

つまり脳内モルヒネには、
テコの原理に似たエネルギー増幅効果があるのです。

いくら意欲があってもドーパミンの出し過ぎは副作用があります。
ドーパミンやノルアドレナリンは必ず大量の活性酸素を出す。

脳内モルヒネの場合はそれがないので、
少量のドーパミンを脳内モルヒネで増幅して使うのが、
理想的な脳の活用方法といえます。

昔から偉いお坊さんは高いレベルで世の中を見通し、
人を感化する力を持っていました。
そしていつの時代も相当な長生きをしています。

彼らの生き方、考え方を調べてみると、
脳内モルヒネを駆使したとしか思えないことが沢山あります。

また、悟りを開いたような人が一般的にいって長生きなのは、
病気に強かったということですが、これも脳内モルヒネのおかげなのです。

こういう人なら、たとえエイズウィルスをもらっても、
普通の人のようには発病しないでしょう。


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結論として、最大のテーマは、
いかに脳内モルヒネ(β-エンドルフィン)を出すかだが、
最後にもう少しだけ紹介しておきたい部分がある↓

おいしいものを食べたり、セックスをすると大いなる快感を感じますが、
スポーツでも勉強でも、いうにいわれない快感が生じてきます。

また人のために役立つとか世の中を良くする行為でも、
私たちは非常に高い精神的な喜びを感じます。

さらにもっと高次の愛や自己実現への欲求を高めていけるのも、
大脳新皮質あってのことです。

しかし同時にそういう行為へと人間を誘う動因は、
それが快感を伴うからで、いかに高邁な理想を抱こうと、
人間は快感の得られないことは最終的にはしようとしないのです。

ただありがたいことに、私たちはよいことをすると、
よいホルモンが出る仕組みを備えている。

恋人のためを思って、あるいは子供のため、妻のため、
組織のためと思えば、辛い事をやっても快感が得られる。

そういうとき脳波はα波になり、
β-エンドルフィンがこんこんと分泌されるのです。

脳内モルヒネにもギャバという抑制物質が働きます。
ただ1つここに不思議な例外があるのです。

人間の最も高級脳である前頭連合野が
刺激されて脳内モルヒネが分泌されるときに限って、
この負のフィードバックがなぜか働かない。
そして脳内モルヒネがどんどん出るのです。

他の場合では必ずある抑制物質が、
なぜ高級脳が働くときだけ出ないのか。

人間がその最も進歩した脳を働かせて何かをするとき、
β-エンドルフィンは抑制されることなく分泌して、
どんどん気持ちよくしてくれるということは、
私には「そういう世界を目指しなさい」
という神様のメッセージのような気がするのです。

性欲とか食欲ではそういうことは起きません。

食欲は満たされないときは強い欲求になりますが、
満腹になればどんなに好物でも見るのさえ嫌になる。
性欲も強い欲求ですが、満たされればそれでおしまいです。

またこの種の欲求は貪欲に求めると、
必ず副作用を起こすことも共通しています。

食べ過ぎは肥満と成人病を招く。
過度のセックスも活性酸素の発生源となって命を縮めます。

生命を支える欲求は強力ですが、過ぎれば必ずマイナスに作用する。
そういうものには抑制するための負のフィードバックがあります。

だが高級脳を生かして世のため人のために尽くすことをするとき、
それを止めるものは何もないのです。

止めないだけでなく、どんどん脳内モルヒネが出てきて、
最高に気持ちのよい状態にしてくれる。

私はそこに何か大きな天の意志が感じられてならないのです。

マズロー博士は、最も高次な欲求である自己実現を果たした人々が
感じる最善の状態のことを「至高体験」という言葉で表現しています。

これを脳内物質で説明すれば、β-エンドルフィンが
枯れることなく湧き出ている状態といってよいでしょう。

私たちも脳を上手に活用すれば、そのような状態になれるということです。


転載終了

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私の自叙伝を読んだことがある方はご存知だと思うが、
学生時代は悪魔軍団に憑依されていたようなものだったが、
そんな私でも自己実現を果たして自己超越することができた。

それは振り返れば長い道のりで数々の厳しい試練があったが、
今では脳内モルヒネが枯れることなく湧き出るようになった。


とは言え、私も人間なので年に数回は枯れることもあるが、
思えば半覚醒する3年くらい前から感情の起伏が少なくなり、
日常的には基本的にいつも穏やかで至福の境地になっていた。

で、ここからが本題なのだが、
少し長くなったので続きは次回の記事に譲りたいと思う。


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posted by ZERO at 02:30| Comment(0) | 意識進化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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